子どもの表現力が育つために大事なこと
暑くなってきました。
いつもの年なら発表会への準備に多忙な6月ですが、今年は9月6日に延期しましたのでここから発表会へ向けてスタートです。
約2ヶ月をかけて生徒さんたちの演奏曲を選んできました。
発表会の第1の達成目標は「表現力」です。
聴く人に演奏を発信する。
伝えたいことを音にのせて演奏できるように10回のレッスンで曲に磨きをかけてもらいたいのです。
「イメージする」って大事なことです。
例えば、モーツァルトのヘ長調の小曲を演奏するとして。
曲を弾いたときにどんな色が思い浮かぶかな?
とか
美味しいおやつとキリマンジャロコーヒーをいただきながら美しいお庭を眺めている・・・穏やかな午後のイメージをしながら弾いてみる、とか。
勝手にイメージ作ってね、なんて言わないで生徒さんとお話しながら、教室のipadのたくさんのイメージ写真を見ながら、脳裏に新しいワールドを作っていきます。
ピアニストの故中村紘子さんが「正確なテクニックとイメージ世界のギリギリのせめぎあいのところで演奏している」という趣旨のことをインタビューでお話されていました。
「イメージ」だけではダメだけれど、「イメージ」がない演奏はつまらないものです。
今年の演奏曲の中には、
・雪降るなかを走るソリの曲
・美しい噴水をイメージした曲
・私達の「地球」の曲
などなど生徒ちゃんたちがどのように表現して演奏するのかな?とワクワクする曲たちが決まっています。
いつものレッスンでももちろん表現力を意識していきますが、ちょっとだけ長く付き合う曲だからこそできる学びがたくさんたくさんできるといいですね。
皆が教室でのレッスンに戻り、生徒ちゃんたちの声や表情を間近でキャッチできる幸せを実感しています。(やはりパソコン画面を通じてのレッスンはちょっとさみしいです。)
暑い夏がやってきますが、元気に乗り越えていきましょう!
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