ピアノレッスンの導入で使う楽譜について
昭和40年〜50年のピアノ教室のピアノレッスンの導入で使う楽譜は「バイエル」が主流でした。
「バイエル」は教本の真ん中まで「片手奏」です。
現在は、子どもの脳が柔軟な時に、右手も左手も動かしていこう!というレッスンの進め方が主流になってきました。
フェリーチェピアノ教室の方針は、導入の段階から「両手奏」でピアノを弾くことです。
目次
ピアノレッスンの導入楽譜のご紹介
バイエル、オルガンピアノシリーズ、バスティンシリーズ、ぴあのどりーむ、ピアノランド等書ききれないほどの楽譜が出版されています。
導入期に大事な学びである、「ドレミを覚える」「基本的な音楽用語をおぼえる」ことをベースに短い曲をたくさん経験することで少しづつ音楽性を広げていきます。
当教室では6歳からのピアノレッスンのほとんどは「オルガンピアノ」シリーズから始めています。
この楽譜は4冊シリーズです。
それぞれの巻がしっかりしたステップで音域や音楽性を広げていきます。
「オルガンピアノ」の次のステップのレッスンである「ブルクミュラー25の練習曲」へすぐに入っていけるレベルまで到達することができるので好んで使用しています。
第1回目のレッスンから両手で弾いていきます。
私が子供の頃は「バイエル」が主流でした。
今でも「バイエル」は使用されていますが、中盤まで「ト音記号」しかでてきません。
その後「ヘ音記号」が出てきたときに苦手意識をもつ生徒さんも少なくありません。
現在は、最初から2つの記号を学んでいく楽譜が主流です。
当教室で使用している「オルガンピアノ1」の1ページ目は「ド」の音のみの4小節ですが、右手、左手を使って弾いていきます。
特に難しく感じることもなく、子どもたちは楽しそうに弾いています。
ピアノ講師が楽譜を深く理解していることが大事です
つい先日もアメリカで人気の導入期用楽譜が日本語版になって発売されました。
都内で開催されたピアノ講師のための勉強会は大人気だったようです。
私も購入してみましたが、個性があり子どもの感心を惹きつける楽しそうな楽譜だと思いました。
しかし、すぐにレッスンに導入することはしません。
いちばん大事なのは、ピアノ講師が細部まで理解して、楽譜を200%使い切るつもりでレッスンすることです。
どこのお教室の先生もしっかり学び探求し、信頼した楽譜をお使いです。
生徒様は、ご安心いただいて大丈夫と存じます^^
使い慣れた「オルガンピアノシリーズ」も常に新しい視点で見るように心がけています。
この1曲で何ができるのか?は生きたレッスンの中で変わってくるからです。
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