これからのピアノレッスンを考えています
寒くなりました。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
昨日の日曜日は、4年ぶりに京都の知人に会うために東京駅へ向かいました。
運転しながら聴いていたYouTubeが、ピアニスト仲道郁代さんのマスタークラスの動画。
素晴らしい素晴らしいレッスンでした。
楽譜の一音一音を考慮し、ベートーヴェンの思いと当時の人生に寄り添い・・・。
また、ピアノという楽器が持つ音の出方に真摯に耳を傾け、楽譜が求める音をさがす。
引き返して家に帰って練習をしたくなりました(笑)
レッスンの最後の、「さらっとでしたけれど、これで終わります」、という仲道さんのひと言にぶっ倒れそうになりました。
(いかに亀井さんのような優秀なピアニストでもこのレッスンについていくのは並の集中力では無理です・・・)
目次
新しい時代のピアノ?
駅ピアノがテレビで放送されて、各所に駅ピアノが設置され、ピアノを披露することを楽しむという文化が生まれました。
当教室の生徒さんの何人かもイトーヨーカドーに置かれているピアノを弾きに行っているそうです。
(呼んでほしいな)
YouTubeでは、自分の演奏をアップするアマチュアピアニストが増えました。
発表会での演奏をアップロードしている動画もよく観られます。
10年前とは、ピアノの楽しみ方が大きく変化しました。
ドラマの主題歌やアニメーションの主題歌が、あっという間にオンラインで楽譜として発売されます。
生徒さんたちが求めるのは何なのだろうか?
「みんなをベートーヴェンのソナタを弾くところまで連れて行く!」という私のモットーは古いのかな・・・。
様々思いを巡らせる数年でしたが、仲道郁代さんの動画を見ながら、やはりブレずに行こう!と決めました。
ベートーヴェンが弾きたい by 中学1年生
先日、中学1年生の生徒ちゃんが、
「先生〜ベートーヴェンを弾いてみたいです💖」
というのです。
今まで、この生徒ちゃんから強い希望を聞いたことがなかったので、うれしくてうれしくて。
「ベートーヴェンのソナタってね、ピアノを弾く人の新約聖書って言われているんだよ。
全部で何曲あるか知ってる?」
と聞いてみたところ、
「10曲くらい?」
との返答。
「32曲だよ」
ということで、私が使用しているシュナーベル版のベートーヴェンソナタの楽譜3冊(32曲が3冊に分かれているのです)を見せました。
分厚い3冊の楽譜を見て、声もでないくらいに驚いていました〜。
オルガンピアノ1からレッスンを始めて、7年経った今、こうしてベートーヴェンが弾きたい!と言っている生徒ちゃんを前にして、身の引き締まる思いでした。
今週もレッスンがんばるぞ〜
【体験レッスン&お問合せ】
体験レッスンは、原則土曜日に行っています。
(時間は都度ご連絡させていただきます)
1回1000円です。