子どもの表現力をアップさせるピアノレッスン
ピアノを始めたばかりの導入期から子どもの表現力を引き出すレッスンを心がけています。
「音符が読める」「間違えないで弾ける」だけでは素敵なピアノ演奏とは言えません。
私は生徒さん方が「ハートに響く演奏」をできるようになってほしい!と願っています。
本日は日々のレッスンの中から「表現力アップ」のためのいろいろなアプローチをご紹介します。
目次
空想力が大事!
空想は宝物💛です。
キャロリン・ミラーの「そよ風アイランド」という曲を弾いていた生徒さんに、「この島はどこにあるの?」と質問しました。
キョトンとしていましたが・・・。
「そよ風がふくとどうなるかな?」
「○○ちゃんはそよ風アイランドで何をするかな?」
質問攻めですが、「う〜〜ん???」と考えたまま答えはでないのです。
そこでipadでこんな写真を見せてみました。
いくつか参考になる写真を見せると、子どもたちの空想力を刺激してちょっとしたストーリーができたりします。
ただ音符を追いかけるのではなく、脳裏に曲のイメージ映像を持てると細やかな音の出し方、ピアノのタッチが変わってきます。
曲へのイメージを弾く以外で表現してみる
この絵は、ギロックの「魔法の木」を弾いている生徒さんが書いたものです。
「魔法」と言ってもいろいろです。
「魔法の木」を弾いてみてアタマに浮かぶものを書いて来てね〜と宿題に出しました。
七色の地面、ピアノが埋め込まれた大きな木が素敵です。
ギロックの「魔法の木」は微妙なクレッシェンド(だんだん音をふくらます)とデクレシェンド(だんだんと音をさげていく)が繰り返す曲です。
テクニックも必要です。
今回、生徒さんの脳裏に描いたイメージが見事に先導してくれて強弱のテクニックが上手に表現できています。
子どもの空想力は無限ですね。
私も見習わなきゃいけません。
曲が生まれた背景を学ぶ
導入の楽譜(オルガンピアノシリーズの4冊やバスティンバーシックシリーズ)が終わった生徒さんはブルグミュラー25の練習曲を弾きます。
ブルクミュラーさんはドイツ人ですが、この曲集を書いたときにはパリにいました。
きれいで様々な表情の25曲が収録されていますが、作曲された当時のパリの状況を反映した作品もあります。
フェリーチェピアノ教室では、生徒さん方がこの25曲を存分に表現して演奏できるように作曲家プロフィールやイメージ画像を準備しています。
時代背景や作曲家について知ることも、素敵に演奏するために必要です。
どんどん音楽大好き!になっていってほしいですね。
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